「インコを飼うなら気をつけたい」5つのこと

前回は「インコを飼ってよかった!」と思えることを5つご紹介しましたが、今回のエントリーでは逆にインコを飼うなら気をつけたいことを5つご紹介したいと思います。
飼うからには責任を持って育てる必要があります。途中で手放すことなんて、簡単にはできません。
いいことばかりでなく、気をつけなければいけないことも含めてインコを愛せるかどうか。
特にこれからインコを飼いたいと思っている方のご参考になれば。

【インコを飼うなら気をつけたい その1】
鳴き声がとても大きい(オキナインコの場合)

我が家はマンションですが、上下階と隣の音が聞こえることはほぼなく、防音はしっかりしていると感じています。
JRの線路と幹線道路が近く、騒音があらかじめ予想できるエリアに建てられていることもあり、主要採光面にペアガラスが採用されるなど建物自体に防音対策がなされているからだと思います。
そして当然、こうしたエリアにはある程度騒音に対する免疫ができている人たちが住んでいます。都心で暮らすというのは喧騒とともに生きるということです(よほど閑静な高級住宅街でなければ)。
そうしたエリア・建物に住んでいるから、特に今のところは防音対策をせずとも済んでいますが、稀にびっくりするぐらい大きな鳴き声を発することがあります。

もちろんずっと鳴き叫んでいるわけではありません。大人しい時の方が多いけれど、ひとたび鳴き出した時の破壊力がすごい

オキナインコの鳴き声は大きいということはあらかじめ知っていて、覚悟はしていましたが、それでも稀にけたたましい声で鳴かれると、隣近所から苦情が来ないかハラハラします。もしも閑静な住宅密集エリアや、壁の薄い集合住宅でオキナインコを飼おうと思うのなら、部屋に防音対策を施すことを検討したほうがよいでしょう。
ちなみにこれはオキナインコの話です。セキセイインコやオカメインコはオキナインコほど大きな声では鳴かないと思います。

【インコを飼うなら気をつけたい その2】
部屋が汚くなりやすい。特に糞対策、噛み癖対策は必要

「のの」はまだ長い距離を上手に飛べません。低空飛行で短い距離を稀に飛ぶ程度。
なので、基本はケージ周辺に対して「汚され」対策をしておけば大丈夫です。ケージ周辺で具体的にやったことは、ケージ台を囲む壁(餌や糞で汚れるため)に対して保護シートを貼る、ケージ前の床に飛び散った餌や糞を受けるためのトレー(自作)を置いておく、の2つです。
ただし、放鳥時は私たちがソファに座って「のの」がソファの背もたれで過ごすことも多く、最近はソファにも対策をしました。ビニールレザーの縫い目をかじってしまうので。

見た目はちょっと悪いけど、まだ新しいソファをかじられたくないので、普段はこうして背もたれ部分をカバーしています。ビニールシートと薄い布をかけておく。ビニールシートと布なら、いくらかじってもいいよ

私はとかく綺麗に片付けて整理・整頓、清潔にしたいタイプなので、「汚され」対策にとても躍起になっています。ペットがいる以上、部屋が汚れるのは仕方のないことだとわかってはいるけれど。
もし、「のの」がもう少し自由に飛び回れるようになったら、もう少し別の対策も必要になるかもしれません。

【インコを飼うなら気をつけたい その3】
放ってはおけない。お世話はもちろん、毎日遊んであげる必要あり

当たり前ですが、毎朝水を替えて餌をあげなければなりません。仕事から帰ってきてからも、水が汚れていたら取り替えてあげて、餌が無くなっていたら少し足してあげる(これは主に妻がやっています)。
1〜2週間に1回、ベランダでケージの大掃除をします。不潔なケージで過ごすのはよくないだろうから。

我が家のベランダにはケージ掃除にとても便利なスロップシンクがあります。ケージをベランダで分解して、水で洗い流して乾燥させています

「のの」は一人(一羽)でいてもおもちゃで遊んでくれますが、やはり人と遊ぶほうが好き。甘やかし過ぎるのはよくないけれど、毎日必ずケージの外で遊んであげるようにしています(私は夜は帰宅が遅く、遊んであげられないこともありますが…)。
コミュニケーション能力が高いがゆえなのですが、人との関わりが少なく、退屈してしまうとインコはストレスを感じてしまいます。時にはストレスが原因で、毛引き(自分の羽を引き抜いてしまうこと)や自傷行為に発展することも。
なので、忙し過ぎてインコと過ごす時間が作れない、という人は飼えないと思います。ご注意を。
そしてインコは大変長寿です。自分が30歳の時に0歳のインコをお迎えしたとして、インコが30年生きる場合は自分は60歳になっています。60歳時点で実に人生の半分の時間をインコと過ごしたことになります。おそらく自身の子どもよりも長い時間一緒にいることになる、と言っていいでしょう。
飼うにはそのぐらい長い時間を一緒に過ごす、そして当然いつかは別れがやってくる、という覚悟が必要です。

【インコを飼うなら気をつけたい その4】
脱走や怪我、日常の事故に気をつける必要あり

「のの」を飼いはじめた当初から気をつけているのが、無防備に窓を開けないように、ということです。
まだ上手に飛べない「のの」ですが、何かの拍子に開いている窓から飛んでいってしまうことがないように、というのは気をつけています。洗濯物を干すためにベランダに出る時は必ずケージに入れてから。
また、「のの」の体重は100g前後。間違って人が踏んでしまったら、大怪我をしてしまいます。放鳥時はどこにいるか、特に床で遊んでいる時は目を離さないように気をつけています。
最近は溶接が外れたケージの隙間に嘴を挟んでしまう、ということがありました。
幸いにも怪我には至らず、でしたが、イタズラ好きのインコはいろんなものを噛みたがります。

普段こんな調子だから、ケージに何かあると危ない。購入して3カ月しか経っていなかったのでメーカーに問い合わせたところ、すぐに新品の部品を送ってくれました。感謝です

「のの」は人に対しては甘噛みで血が出るほど強く噛むようなことはないのですが、飼いはじめた当初よりも噛む力が強くなってきた気がします。オキナインコは嘴の力が強いので、本気で噛まれたら人は怪我をするし、家具や家電も壊れてしまうでしょう。
インコだけでなく、飼う人も含めて怪我は要注意事項の一つです。

【インコを飼うなら気をつけたい その5】
何だかんだでお金はかかる

インコは犬や猫ほどお金はかからないかもしれませんが、それでもこのブログで紹介しているように「のの」のために買った物はたくさんあります。
ケージやおもちゃ、掃除用具、スマートリモコンやペットカメラといったデジタルガジェットなどなど。
夏・冬は冷暖房も付けっ放しにする必要がありますし、留守番の時はAmazon EchoでJ-WAVEを流しっ放しにすることが多いです。
そして飼いはじめてから、1.5カ月に1回のペースでペットショップに爪切りに行きます。
まだ病院にはかかっていませんが、もうすぐ健康診断に行かせたいと思っています。これから医療費だってかかってくるでしょう。
今のところ10万を超えるような出費は初期投資のみで、日々のコストは気にするほどでもありませんが、飼育にはちょくちょくお金がかかるというのは当然のことです。

お金の話とは関係ありませんが、お風呂での水浴びの様子。まだお風呂も水浴びも少し怖がっています。お転婆だけど、基本はビビりの性格です

ということで、インコを飼うなら気をつけたい5つのことでした。
インコは賢い生き物なのでしつけで直る行動もありますが、絶対ではありません。
特に人にとって苦手なことや気になることは飼う前にあらかじめ知っておいたほうがよいかなと思いますので、ぜひ、これからインコを飼いたい方の参考になりますよう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です